『高台家の人々』

 見なくなって久しい日本映画だが、テレビのお笑い番組やバラエティ番組を見ていると、スペシャル・ゲストとかの扱いで人気の俳優や女優が出演してくる。何のことはない、映画のパブリシティ宣伝なわけだが……、特に女優だ。どうしてあいつらは、みんな揃いもそろって『天然』ぶるのだ?
 己を可愛く見せるための擬態は、かつては『ぶりっ子』がトレンドだったはずだ。そもそも『ぶりっ子』の正式呼称は『かわい子ぶりっ子』だ。しかし時代も変わり、ぶりっ子をしていると男性からの受けは良くても同性からは嫌悪される。いや、最近は男性からもひかれてしまう傾向があるので、『天然』を装って可愛い子ぶりっ子しているのだと思う。そう、『天然』は『ぶりっ子』の新形態なのだ。詳しく言うと『天然ぶりっこ』なのだ
 この『天然』現象は、女優を専業とする女優に強く見られる。
 最近の日本の映画やドラマの女優たち(俳優もだが)は、女優を専業とする者はむしろ少数派で、アイドルやら歌手やらモデルやらお笑いタレントやらの兼業である場合が多い。その多数派は、それぞれ素を見せてきた本業の場があるので、女優業をやるときだけ天然になってしまっては、これまでのキャラとの整合性がなくなる。だから天然ぶりたくても天然になれないし、なる必要もないのだ。しかし逆に普段あまりバラエティには出ない女優たちは思う存分天然ぶりまくるのである。しかも最近はバラエティ慣れした女優がやたらと多く、天然ぶりがエスカレートしていく傾向にある。
 それにしても手におえないのは、その天然ぶりがあまりにも見え透いているのだ。よくもまぁあそこまで下手くそな演技で女優でございと言ってられるなぁと思うのである。
 たとえば、綾瀬はるかだ。
 どうにかしてくれあの女、見るに堪えん!

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テラフォーマーズ

 来年(2017)はウィリアム・ワイラー版『ベン・ハー(1959)』のリメイク作品が公開される。予告編を見る限り、監督や脚本や俳優はともかく、少なくとも撮影技術は格段に進化している。異論や拒絶感もあろうが、58年に及ぶ映画アカデミーの進化を見届けたいと思う。
 日本映画の『テラフォーマーズ』は、約20年前にハリウッドで作られたポール・バーホーベン監督の『スターシップ・トゥルーパーズ(1997)』のリメイクだ。なんと劣化の激しいこと! 日本に絶望したい人は必見。ボクは勘弁。
プロフィール

辰之介

Author:辰之介
映画ファン歴40年。
映画やドラマを観る日本人の審美眼を真剣に憂える。

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