不謹慎狩り

 『不謹慎狩り』が流行っているとのこと。
 インターネットという発信手段を手にした無辜の一般大衆の悲鳴とでも言いたいのか。政治家や文化人はもちろん、歌手やタレント、お笑い芸人もターゲットに、企業などの団体に至るまで、熊本地震に関して『不謹慎』な発言をしていないか、熊本地震で大変なときに『不謹慎』なことを言っていないかと、ネット住人が鵜の目鷹の目で監視している。『不謹慎』と思われる標的を見つけたら、第一発見者が『不謹慎』の認定を下し、即さま『拡散』され、日本人全員の総意、もしくは共通認識とされてしまう。
 もちろん、彼らの最大の標的は、テレビや新聞などのマスコミだ。しかし、愚かしいことに、不謹慎狩りの成果はテレビや新聞の報道で更なるお墨付きを得て、相乗効果で拡散される。
 質が悪いのは、彼らの決めた『不謹慎』に従わないヤツは、まさしく不謹慎極まりない人非人で、市民権も発言権も取り上げられることだ。『自己批判』を強要される。
 そう。まさしく自己批判だ。皆がみんなを監視して、気に食わない人を批判対象にして権威や人望を失墜させる。まるで今、日本で文化大革命が起きているみたいだ。
 そもそも、不謹慎を指摘する連中が、本当に熊本地震の被災者の気持ちを忖度しているのだろうかと疑問に思う。いや、断言させてもらうが、奴らは熊本地震を利用して己の不平や不満をぶつけているだけだ。誰からも注目してもらえない己の不満を、マスコミや人気のタレントにぶつけて溜飲を下げているだけだ。
 こんな連中の『バカの戯言』を、視聴者からの『貴重なご意見』でございと取り上げるテレビなどのマスコミもだらしない。一喝してやるか、無視してやればいい。相手にするからつけあがるのだ。
 かつての番組プロデューサーは、
「飯どきに下品な番組を放送するな」
 という視聴者からの苦情に対し、
「食事しながらテレビなんか見るな」
 と怒鳴り返したらしい。この対応が正解だ。バカにはバカへの対処法がある。『貴重なご意見』と『バカの戯言』をいっしょくたに扱ってはいけない。こんなことをしていると、まともな『貴重なご意見』が掬われることなく流されてしまう。
 より広い聴衆を取り込むためには、対象とする聴衆の最低レベルの知的レベルに合わせなければならないとは、ヒトラーの著作『我が闘争』に書かれている言葉だが、ネット住民の戯言に右往左往させられている今のマスコミがやっていることは、その実践を目指しているとしか思えない。
 日本人はただでさえポピュリズムに流されがちな国民性がある。第二次大戦(正しくは大東亜戦争)の時もそうだが、軍部の暴走ではなく、世論の暴走によって日本は戦争に巻き込まれたのだ。支那みたいに情報統制されているわけではないんだから、今はもう『朝日新聞』をのぞいてGHQのプレスコードに縛られているわけではないんだから、日本人はそろそろ本気で本当の歴史を学ばなければいけない。さもないと、誤報と捏造と反日が社是の『朝日新聞』なんぞの誤った情報に扇動されて、またぞろ日本は戦禍に巻き込まれてしまうことになる。
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辰之介

Author:辰之介
映画ファン歴40年。
映画やドラマを観る日本人の審美眼を真剣に憂える。

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