『韓国は裏切る』(室谷克実)

 タイトルからして既に分かりきった結論のようだし、もうこの手の本は食傷気味だったのだが、室谷克実氏の新書だったのでつい手に取ってしまった。
 それにしても驚くべきは、未だに発見があること。
 事実は小説よりも奇なりというか、およそボクなどの想像が及ぶ範囲を遥かに下に超えてお粗末な国である。
 その中でもいちばんの発見は最終章の『好韓/嫌韓 660ヶ月分の世論調査』だ。室谷氏の古巣時事通信社が、1960年6月から毎月同じ質問で繰り返して行っている世論調査結果の分析である。
 ボクが読み取った結論をざっくり言わせてもらうと、
『日本人は昔から南朝鮮(韓国)に関心がなかった』
 ということである。
 南朝鮮の初代大統領李承晩が、日本海の地図に勝手に線を引き、アメリカに亡命し、南朝鮮に軍事クーデターが起こった1961年に、嫌韓派が41.2%と初期のピークを見せる。この嫌韓派は日韓基本条約が締結された1965年でも25%もあり、多少のでこぼこはあるにしても20%台後半を維持する。対する好韓派は、5%以下をがっつりとキープする。つまり、南朝鮮が世上を賑わすことがあると、それはたいがいがマイナス・イメージな出来事で、印象を悪くして嫌韓派を押し上げるという流れだ。ただ、この頃の嫌韓派は長続きしない。そもそも、南朝鮮という国に関心がないのだから、話題が古くなると忘れてしまうのだ。だからこそ、金大中事件もライダイハン問題も、日本人には長い間忘れていた。驚いてしまうのは、1988年のソウル・オリンピックを経てすら好韓派は増えもせず、嫌韓派は20%台を維持するのだ。
 ようやっと変化が現れるのは、2002年の日韓共催によるW杯である。この年の6月に、統計を開始してから初めて、好韓派(12.0)が嫌韓派(11.1)を上回る。ただ、南朝鮮のラフプレーや疑惑の審判が無関心層の中から嫌韓派を掘り起こし、翌月にはまた好嫌が入れ替わる。それでも、南朝鮮の国営放送NHKが2003年4月から『冬のソナタ』を日本で放送し始めたことで、いわゆる『韓流』ブームが起きる。
 これで好韓派と嫌韓派が拮抗してきて、やや好韓派が優勢を取り始めるのだが、2005年4月の調査で決定的な亀裂が現れる。統計の前月3月16日に島根県議会が『竹島の日』条例を可決し、南朝鮮が過剰に反応したのだ。これが日本人に、「南朝鮮人ってなんか変だぞ」という違和感を植え付けた結果になる。
 それでも、ご陽気にK-POPを受け入れる忘れっぽさが日本人の良いところでもあり悪いところで、2009年の秋頃から再び好韓派が攻勢を取り戻し、東日本大震災後の2011年4月から7月までの3ヶ月間、なんと好韓派が嫌韓派を上回る。
 とは言え、同年2011年8月に、竹島問題調査のために鬱陵島に行こうとした自民党議員が入国を拒否されたのをきっかけに、韓流ドラマやK-POPばかりを垂れ流すテレビ局への抗議デモ(当時は視聴率1位で目立ったフジテレビに抗議が集中)などに結びつき、2012年8月を迎えるに至る。李明博大統領の竹島上陸である。ロンドンで開催中だったオリンピック・サッカーで南朝鮮の選手が「ドクトはわが領土」なるプラカードを掲げたりもした。その後の、李明博大統領による天皇侮蔑発言は言い添えるまでもあるまい。好韓派は5%台に落ち、嫌韓派は一気に43%を超えた。朴槿恵大統領に代わって以降の、その後の執拗な反日活動は割愛するが、セウォル号事件やナッツリターンなどのトホホな内情暴露が相乗効果を生み、嫌韓派の50%超えを記録するなど、今に至る嫌韓派の高値定着に貢献しているのである。

 間もなく梅雨になり、梅雨が過ぎると夏になる。今年も猛暑になるのだろうか。天気予報は毎日のように『観測史上初の』とか『記録的ナントカ』とかを連発するようになる。そして、降水確率に合わせて『不快指数』が報じられるようになる。
 不快指数?
 ここでは用語の意味を調べないが、例えば『不快指数90%』と言うと、
「10人中9人が不快なのに、一人だけ快適と思っている奴がいるのか? だったら俺がその一人を殺して100%にしてやる!」
 というようなジョークに使われる。
 好韓派とか嫌韓派とか言うが、韓国(南朝鮮のこと)を好きなヤツが本当に5%もいるのだろうか? 好韓派って、朝日新聞をとっている連中のことなの?
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辰之介

Author:辰之介
映画ファン歴40年。
映画やドラマを観る日本人の審美眼を真剣に憂える。

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