『スノーホワイト 氷の王国』

 大して関心はなかったはずなのだが、うっかり観に行ってしまった。ジェシカ・チャステイン、エミリー・ブラント、更にはシャーリーズ・セロンという、今、ハリウッドで最も勢いに乗っている女優たちの共演。この座組みに惹かれてしまったのか。
 座席をネットで予約してからハタと気がついたのだが、そういえばこれは続編映画だった。正しくは前日譚なのだが、2012年公開の『スノーホワイト』がその前作。こちらは、今やベッキーのように失速著しいクリステン・スチュワートが主演だったのは覚えていたが、残念ながら内容は全く覚えていない。
 今回新登場となるジェシカ・チャステインが氷の女王という設定になっているのは、アナ雪(2013)の影響なんだろうなぁ。

 ところで、最近は近現代史関連の読書量が増えたせいか、映画が意図しているところとは別の部分で引っかかることも多い。今回は、氷の女王が編成する軍隊の在り様に違和感を感じまくってしまった。
 氷の女王は愛を失った恨みから、兵士たちに愛を禁じた軍隊を作るのだが、軍隊に必要なのは兵隊同士の信頼だ。横の連携や縦の指揮系統がきっちりしていない軍隊は、絶対に戦いに勝てない。日本の2倍や10倍もの戦力や人員を誇った清や支那が、日清戦争でも日中戦争でも日本に負けたのはそのためだ。逆に言うと、強い軍隊は、兵隊同士お互いの信頼関係で結ばれ、厳格な軍律で統率されているということだ。だからこそ、そのアンチテーゼとして『兵隊やくざ』のような名作が生まれるのである。
 そういえば、『兵隊やくざ』には淡路恵子が出演していたっけ。将校相手の芸者音丸という役で、大宮貴三郎(勝新太郎)が通うのだ。たぶん、あの音丸のような芸者たちのことを、朝日新聞のお偉いジャーナリストの皆さんは、いわゆる従軍慰安婦と言っているんだろうなと思う。お堅い朝日新聞のジャーナリストの皆さんには、へそ酒の強要が性奴隷に見えてしまったんだろうなと思う。くわばらくわばら……。
 映画はいささか退屈だったこともあり、こんなことばかり考えていた。
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辰之介

Author:辰之介
映画ファン歴40年。
映画やドラマを観る日本人の審美眼を真剣に憂える。

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