もうすぐ参院選『民共合作』

 歴史は勉強しなければならないと思う。
 かつて日本と支那が戦争した時、統制の取れた日本軍に全く刃が立たなかった支那は、(詳しい経緯は省くが)蒋介石率いる国民党軍と毛沢東率いる共産党軍が手を組んで一緒に戦うことにした。これを『国共合作』という(1924〜27年、37〜46年)。日本という強大な敵と戦うためには、仲間割れしている場合じゃないというわけだ。
 ところが、国共合作を持ちかけた共産党の狙いは、本当は別の所にあった。
 盧溝橋事件の翌月、1937年8月22日、陝西省洛川で開かれた中共中央政治局拡大会議(洛川会議)で毛沢東が出した『極秘命令』がある。極秘すぎて文字化されなかったその内容を、1940年になって八路軍から逃げ出した八路軍独立第一師共産支部の李法卿書記など多くの幹部が証言している。その内容は、以下のようなものだった。
「中日の戦いは、我が党(中国共産党)の発展にとって絶好の機会だ。我が軍の兵力のうち、70%は我が党の発展(強大化)のために使い、20%は国民党との妥協のために使う。残りの10%だけを抗日戦争のために使う」
 つまり、日本と国民党を戦わせ、共産党が漁夫の利を得ようというわけだ。毛沢東の第一の狙いは支那の覇者になることだったのである。邪魔な日本と、それ以上に邪魔な蒋介石の国民党を排除することが国共合作の目的だった。実際、大東亜戦争後、疲弊した国民党軍は台湾島に駆逐され、毛沢東の共産党軍が中華人民共和国を建国した。
 1950年代半ば、毛沢東が元日本軍の遠藤三郎さん(陸軍中将)に会い、
「日本軍が中国に侵攻してきたことに感謝する」
 と言ったことは、秘密でも何でもない有名な話である。
 これが『国共合作』の真実だ。

 ところで、来月10日に日本で参議院議員選挙がある。
 民進党と共産党が選挙協力をするらしい。いわば『民共合作』だ。野党第一党の民進党としては、自民党の一強打破を目指しての苦肉の策らしいのだが、果たして共産党の狙いはいずこにやある……?
 本当につくづく思う。正しい歴史を学ばなければならないと。
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辰之介

Author:辰之介
映画ファン歴40年。
映画やドラマを観る日本人の審美眼を真剣に憂える。

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