『SING シング』

 『ミニオンズ』のイルミネーション・エンターテインメントによるユニバーサル映画系の3DCGアニメ。
 こちらは英語版で観ることができた。
 子だくさん主婦のブタをリース・ウィザースプーン、ダメ彼氏にフラれたヤマアラシをスカーレット・ヨハンソン、窃盗団の息子ゴリラをタロン・エガートン、内気であがり症のゾウをトリー・ケリー、劇場支配人のコアラをマシュー・マコノヒーが演じる。知らない人もいるけど、ブタリース・ウィザースプーンやスカヨハなど、知っている女優さんたちの歌のうまさには驚きました。
 キャラクターの作り方は、見た目の印象のみ。ブタが軽快に踊ったら面白いだろう、不良イメージのロッカーは針でトゲトゲしているからヤマアラシ、腕力の強い暴力キャラはゴリラといった塩梅。内気なゾウはスーザン・ボイルのイメージなんだろうな。
 もっとも、支配人のコアラは、なぜコアラなのかが分からない。一応、車洗いのモフモフというキャラが載ってはいるが、コアラでなくてもモフモフした動物はいくらでもいるしな。コアラは可愛いからっていう理由なんだろうか。でも、よく見るとコアラってあんまり可愛くなんだけどなぁ……。
 分かり易さ最優先で意外性を排除しているのは、全くの子ども向けということか。もうちょっとヒネリがあっても良かったと思う。ガラガラ声のトラが、それでも歌が好きで練習しているうちにハスキーボイスを生かした歌で認められるとか。
 そういえば、ピクサーがまだ映画製作のプロダクションとして機能していたころは、『ファインディング・ニモ』という作品があり、カクレクマノミのニモは、生まれつきの障害(片ヒレが小さい)で泳ぎが下手という枷がついていたっけ。だからこそ、あの作品は大人の鑑賞にも耐えられる作品になり得たのだ。
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辰之介

Author:辰之介
映画ファン歴40年。
映画やドラマを観る日本人の審美眼を真剣に憂える。

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