『ムーンライト』

 黒人、貧困、ドラッグ、そしてゲイ。
 トランプ批判に終始した今年のアカデミー賞会員たちが大喜びしそうなPC(ポリティカル・コレクトネス)のテーマがてんこ盛りにされた作品。トランプが大統領に当選していなければ、果たしてこれが作品賞を受賞しただろうか。
 個人的にはゲイやレズを差別してはいない。それはただ単に性的嗜好の問題なんだから、ボクの生活に関係ない範囲でならどうぞお好きにお好きなだけというだけのこと。それを、マイノリティ(少数派)であることをまるで錦の御旗ででもあるかのように振りかざして権利主張をされると辟易させられる……という程度の認識だ。
 黒人、貧困、ドラッグまでならこれまでにもたくさんあったテーマだが、これにゲイまで絡ませたという点で頭一歩目立てたということか? ま、いずれにせよ、トランプさんには感謝すべきアカデミー作品賞受賞作品だ。

【以下、プロットを結末まで】
 主人公シャロンが子どもから大人になるまでを3部構成で描く。
 第1部はリトルと呼ばれた少年時代。母親がヤク中の娼婦ということもあり、苛められっこのシャロンを麻薬の売人フアンが妙に可愛がってくれる。だが、母親がフアンからヤクを買っていることを知り、二人の関係が壊れる。
 第2部は高校時代。理由は明確にされないが、フアンは死んでいる。このころになるとシャロンのゲイが周知のところとなり、いじめがひどくなる。そんなシャロンとゲイでつながる親友ケヴィンができる。二人は月明かりの海岸でお互いのナニをナニし合う。ところが、高校のいじめっ子はケヴィンを使ってシャロンをぶちのめす。切れたシャロンはいじめっ子を椅子でぶん殴って刑務所送りになる。
 第3部。成人になったシャロンが麻薬の売人としてのし上がっている。刑務所で仲間が出来、組織の中でのし上がったのだ。そんなある夜、ケヴィンから電話が入る。ケヴィンは料理人になっていて、シャロンが会いに行くと、離婚した妻との間に娘がいることを知る。ケヴィンは高校時代のことを謝り、シャロンは売人になったことを打ち明ける。シャロンは、自分のナニを触ったのは君だけだなんて告白をし、二人は再び結ばれる。

 まぁ、ざっくりまとめると、こんなお話でした。フアンが死んだ理由が最後まで明かされなかったが、たとえば……、
 フアンは、シャロンへの愛情から麻薬取引から足を洗おうとするが、裏切り者として殺された。大人になったシャロンも、ケヴィンへの愛から足を洗おうとし、やっぱり殺されてしまう。
 ……なんてストーリー展開を予測しながらボクは見ていました。
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辰之介

Author:辰之介
映画ファン歴40年。
映画やドラマを観る日本人の審美眼を真剣に憂える。

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